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- Amazon.co.jp ・洋書 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9780553294385
感想・レビュー・書評
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第一原則:人間を傷つけることなかれ。第二原則:第一原則に抵触しない範疇において、ロボットは人間の命令に従うべし。第三原則:第一、第二原則に抵触しない範疇において、ロボットは己を守るべしー。このロボット三原則を大前提におき、ロボットの発展、そしてその過程で起こった数々の事件を、ロボット心理学の大家による回想という形で叙述した本。サイエンスフィクション(SF)というより、むしろ三原則という「縛り」の元での謎解きに近く、一つ一つの話自体も短いのでするすると読み進めていくことができる。奇抜な話の中に、最初は話すことさえできなかったロボットが最終的にどこまで進化していくのか、そしてその急速なロボット進化の中で、われわれ人間はどう変化していくのかーということもメッセージとしてこめられており、非常に面白い。
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ロボットと人間が共存している社会を舞台にした短編集です。少女を守るけなげなロボットの話にはホロリ、プログラムされたルールと想定外の現状の間で謎の行動をとるロボットの話にはナルホドとなりました。毛色は違いますが、星新一さんが好きな人にはおすすめです。映画の『I, Robot』の小説版ではありませんのでご注意。
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ロボット3原則を初めとしてどこまでも理詰めで書かれているのがおもしろい
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