Shutter Island. Film Tie-In
- Transworld Publ. Ltd UK (2009年8月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・洋書 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9780553820249
感想・レビュー・書評
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Audible。 ナレーターはTom Stechschulte。
レオ&マーティコンビで映画化されて超有名作だけど実は映画未見。ルヘインも翻訳書出版当時毎回話題で、ベストリストの常連と知りつつ、重そうかなとなかなか読めていませんでした。今回セールで購入。
面白かったです。いわゆる叙述トリックの部分は、似てるけどオチが違う、とかも含めたら類作もあると思うんですが、それだけの作品ではないので安っぽくなっていません。情景描写、人物の内面描写などの文章も読みごたえのある文芸寄りの作風だし、戦争で誰もが傷を負っていた時代背景、主人公の愛と喪失、も胸に迫ります。後から振り返って伏線におおお、となるのですが、単に「ツイストのあるミステリーとしての伏線」というだけでなく、登場人物の人間性や心象を映し出す伏線にもなっているのがよかったです。
ナレーター(苗字が発音できない…)さんもとてもよかった。ただ、編集の問題でしょうが時々つないであるところの間がおかしい(セリフが終わって間髪入れずに「Chapter X」と言われるとか)があって、ナレーターさんのせいじゃないのに気の毒だなと思いました。
プロットを知らずに見た人と同じ経験はできないけど、映画も見てみたいな。キャスティングではマーク・ラファロがすごくピッタリなんじゃないかと思いました。レオはちょっとインセプションのコブ役と被るかも。
実はミスティックリバーも以前セールで買ってあるし、ルヘインは面白いと分かったのでまた読んでいこうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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