The English Patient
- Bloomsbury Publishing PLC (2004年8月2日発売)
本棚登録 : 12人
感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 8601300427010
感想・レビュー・書評
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戦争の破壊力のなかで、人間共通の何かを手探りして国境を溶かそうとしながら日々を送る人たちの物語という印象です。結局彼らには、親愛とは別に身体に刻まれた国境があって、それによって心まで焼き尽くされるような思いをしたり、奥のほうからの叫び声を無視できず離れていったりしてしまうという、悲しくてとても美しい話だと思いました。
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global citizenのフレームを理解するために使用した小説。
戦地で負傷した患者と看護するナースの話。
負傷した兵士は自信をEnglishというが、見た目からはそうは思えない。
またその地はイギリスからは遠い僻地である。
自信の背景であるnationを持ちつつも、国境をさまよい歩く人物像として描かれているenglish patientはglobal citizenである。 -
途轍もなく美しくて、切ない本。大好きです!
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