Whatever Happened to Janie?

著者 : Caroline B.Cooney

• Mammoth (1996年11月14日発売)

感想・レビュー・書評

[aotabookclubさんの感想 · 2010年3月3日]

YL5.6
45,128語

[kabochaさんの感想 · 2009年2月20日]

JanieはSpring家の両親の希望により、生みの親のもとへ引き取られることになる。
しかしSpring家の両親を愛することは、慈しみ育ててくれたJohnson家の両親への裏切りになると、Janieの態度は頑なだった。
一方、12年間、無事を祈り続けた娘が帰ってくることを心から喜んでいたSpring家の両親、妹が誘拐された後の複雑な環境の中で育ち、複雑な気持ちでJennieを受け入れる準備をしていた兄と姉は、Janieの態度に戸惑い、傷つく。

Janie Johnsonとして生きること、Jennie Springとして生きること、そのどちらを選んでも誰かを傷つけ、悲しませることになる。
そうして悩むJanieの側、Spring家の家族の痛み、苦しみ、やり場のない怒り、その両方から語られていて、どっちの気持ちも解るからすごく辛かった。
一応、シリーズ4冊なんだけど、ここまでで話は一度完結していると思っていいみたいだ。