ロス家の兄弟の一人マードックと氷の乙女と呼ばれるヴァルキリーのダニエラの話。ちなみにアンソロジーになってて、違う作者のお話と一緒になってます。
ダニエラはただのヴァルキリーじゃなくて、冬の妖精?の血が入っています。触れられると、雪女みたく溶けるんじゃないけど、やけどします。性格は『凍てついた心のケイドリン』ほど冷徹じゃないように感じました。
マードックは人間でいた時みたいに遊びまくれません。むしろ、触れたくて仕方ない本能があるのに触れると殺しかねない花嫁をもって苦悩しまくる。
最終的には飲んでしまったダニエラの血のおかげで変温動物並みの体質になって、ちゃんとダニエラと結ばれます。
正直なところマードックよりダニエラ好きになってしまった私は、マードックじゃなくてダニエラが幸せになったのでうれしかったです(笑
既刊の裏話的な内容なので、皆があんなことになってる時、彼はあんなことになってたんだぁという感じです。