The Curious Incident of the Dog in the Night-time

著者 :
  • Random House Audiobooks
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・洋書
  • / ISBN・EAN: 9781856867887

感想・レビュー・書評

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  • 【Amazonのレビューより抜粋】
    この啓示的な小説の語り手は、15歳の自閉症の少年 Christopher Boone だ。うめくことと頭の中で数学の問題を解くことで気を落ちつけ、赤いものは食べるが黄色いものと茶色いものは食べず、触られると叫ぶ。変わっていると思うかもしれないが、彼にしてみれば他の人たちこそ謎だ。というのも、ほとんどの人が本能的に頭の中で他人の考えていることを推測するが、彼にはその能力がないからだ。隣家のプードルが何者かに殺され、その濡れ衣を着せられた Christopher は、お気に入りのキャラクターのひとりシャーロック・ホームズをまねて犯人を探そうと決意する。事件がやがて両親の離婚の秘密、さらには自分の居場所探しへとつながっていくなか、彼は推理によって、自分にとっては綴じられたままの本に等しい世間の感情的な複雑さを切り抜けていかざるをえなくなる。

    ・・・ということで、自閉症の男の子Christopher が主人公のお話です。とはいっても本人の語りで進行する話なので、自分で「僕は自閉症で・・・」というわけではもちろんなく、前もっての物語の筋を知らないとChristopher が自閉症だっていうのはわかんないかもしれません。数字に強くて(その為、チャプターの数字が素数で展開。最後のほうにはチャプターの数はかなりの数になります)、自分だけのルールがあって、他の人の気持ちを汲むのが苦手が彼。お母さんが病気で亡くなり、お父さんと2人だけの生活になります。そんな時に近所の犬ウェリントンが殺されたのを発見し、彼は犯人探しに乗り出します。ネタバレしちゃうと、犬を殺したのはChristopher のお父さんで、理由としては犬の飼い主の夫婦の夫がChristopher の自閉症のせいでストレスを溜めたChristopher のお母さんと駆け落ちし、その反動でお父さんはウェリントンを殺してしまったという展開。その事実と、実は母親が家を出てから毎週自分に宛てて書いていた手紙の山の存在を突き止めたChristopher は、父親が信じられなくなり、一人で列車に乗って母親が暮らすロンドンへと向かいます・・・。

    audio book的には、イギリス英語の男の子が読み上げてくれるのがとっても新鮮で良かったし、他の登場人物もみんなイギリス英語で臨場感があったのが◎でした。でも、物語的には、Christopher に感情移入できなかったなー・・・というのが正直な感想。子供だし、設定は自閉症の子ということで、自分の視点と比べても仕方ないのかもしれないけど、自分中心にしかモノを考えられなくって、自分が気に入らないことは絶対に受け入れない子・・・という印象が強く、彼の母親に至ってはもっと自己中だな(- -;)と。一番共感したのはChristopher のお父さん。息子を傷つけないようにと、母親は自分達を捨てて出て行ってしまったのではなく、いっそのこと死んだことにして、彼女からの手紙も全部隠して、息子との生活を守ろうとした。ウェリントンを殺してしまったのはやりすぎだけど、やるせなかったんだろうねぇ・・・。Christopher よ、もうちょっとお父さんの気持ちもわかっておやりよ・・・。

    気軽に聴けたし、犯人がお父さんだった&お母さんが家出してしまってたという展開がなかなかビックリで面白かったけど、でもChristopher にあんまり共感できなかったので★3つ、かな。

  • オーディオブック。
    気になる。

  • イギリス人の男の子が朗読したもので、本物のイギリス英語が聞ける、ものすごく自然で目の前でお話を聞かせてくれてるみたい。うまいです。最高!ぜひ、ぜひ、下のページに遊びに行ってください!(少しだけ聞けます)

    http://www.randomhouse.co.uk/curious/

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