【テーマ】risk,globalism,cosmopolitanism,rationalism,nationalism, fundamentalism, gender, family structure
【はじめに】
・合理的な世界認識が極まれば、私たちは、歴史を望ましい方向へと自在に導く事ができる
また、Marxは「歴史を作るためには、私たちは歴史から学ばなければならない」
・科学技術の発展によって、世界をコントロールする事ができるということをWeber同じことを言う
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現在:制御可能性が高まったというよりかは、むしろ制御可能な範囲が狭まった
世界が暴走している=Runaway world
例)科学技術の発展により地球温暖化とそれに伴うRiskが発生
→Riskは、globalization がそのriskの推進力
※riskとinnovationは、密接な関係
ex)金融にまつわるrisk、起業risk
=つまり、社会の挑戦が悪しき結果であるriskを生むということ
・globalizationは経済的側面のみに限定せず、セキュアリティ(性衝動)、結婚、家族などの問題なども取り入れる
[第一章「globalization」の本質】
【二項対立】
・懐疑論者:グローバル化した経済は以前のものとまったくかわらない
ex)ほとんどの国の国民所得に占める貿易の比率はごくわずか
・Radicals
ex)グローバルな市場経済は飛躍的に拡大・深化し、いまや国と国とを仕切る国境はなくなった
国内における政治家の影響力は確実に低下した
※実際のところ、買わせとり弾くと資本流出入の拡大をみると、globalizmである
【ギデンズの主張】
・グローバリゼーションは単一の現象ではなく、複合的な現象
→一方で、在来型の国民国家の縛りを緩め、他方では、地域的ナショナリズムの台頭を誘う
ex)文化的アイデンティティ:ケベックの独立運動
【第2章】多様化するrisk
・riks:確率、不確実性ときってはきれない関係。将来の可能性を積極的に評価した上で、あえて冒す危険性
=前近代文明:宿命か幸福か、神霊の意思か・・・神任せ
・riskは自発的挑戦
賭け事、ジェットコースター、高速で車を運転、それに投資=つまり、変化にさらされ、神や伝統、自然の気まぐれなどに未来をゆだねるのではなく、みずから未来を切こうとする社会の原動力=risk
・保険に加入→risk levelが高くなることを意味している
ex)16 世紀 海上保険
・two types of risks
「外部risk」:未来永劫かわることがない伝統や自然に起因するリスク
ex)洪水、疫病、飢餓
「人口risk」:外部世界に関する人間の知識が深化することにより生じるrisk
ex)人間が作り出した環境問題、チェルノブイリ、遺伝子組み換え食品
→積極的にriskを管理していく必要がある
つまり、riskは管理され続ける必要があるが、riskへの積極機な挑戦が経済を活性化さえ、社会を改革するために不可欠である
【第3章】「伝統」をめぐる戦い
・伝統という言葉は、中世には存在しなかった
→伝統や慣習というふさわしいモノやコトがいたるところに存在していからこそ、「伝統」という言葉は必要とされなかった
・意図的にねつ造される伝統も存在
→権力を正当化するため。国王、皇帝などが自分にとって都合がいいように伝統をねつ造しつづけて歴史は長い
・長い歴史は必要ない
→イギリスのクリスマスは1932年にはじまった
・特質すべき点は、真理の響きをもつ
・Global cosmopolitanismにおける伝統
伝統の終焉を招く・・・伝統は消えるのではなく、姿を変えた伝統が、そこかしこに繁茂しつづける
ex)伝統を観光地向けにパッケージ化:外観を整える
・伝統は、人間生活に連続性を与え、その様式を定めるのは伝統であるから
→知識や技術の連続性や中国の歴史書、日本の天皇制度
→長い歴史が続いてきたという事実が説得力を増す
・伝統の崩壊
・私たちの人生は、選択肢の多いもの。自主と自由が尊重されるものになる。
→意思決定は、伝統なのに内在する倫理的規範ではなく、個人の判断に依拠するため
=中毒と強制がつきまとう
・identityの崩壊
→共同体における個人の社会的地位は安定している
ex)農家になる、高学歴だから、大手にいく:伝統を依拠するため
→各自が、ライフスタイルを独自に選ばなければいけなくなり、これまで以上に自己同一性の構築に励むひつようがる
→カウンセリングの流行:Freud
【第四章】変容をせまられる「家族」
以降、追記