Nonviolent Communication: A Language of Life: Life-Changing Tools for Healthy Relationships (Nonviolent Communication Guides)
- PuddleDancer Press (2015年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9781892005281
感想・レビュー・書評
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有効なコミュニケーションとは?
これは職場、友人、家族等だけでなく、敵対する紛争地域においても有効に働くものであり、本著はそれを体系的に整理したものである。
当たり前のようなことであっても、心の持ち様や、言葉を選ぶことを意識するだけでも大きな違いがでる。
なお、原文(英語)で読むと英語の表現のバリエーションも学ぶことができる。(何度も繰り返さないと身に付かないが)
以下は意識したい内容
・他人とコミュニケーションをする際の重要な四つのポイントは、
①他人の言っていることを認識(Observe)し、その際に自分の判断や評価を加えないこと
②他人の言っていることに対して自分の感情を伝えること(それは自分の判断、評価ではない)。心が傷ついた、嬉しい、いらつく等。
③お互いに共有した感情について、互いに何が必要なのか語る。
④その上で、自分のリクエストを伝える。
・他人を分析するということは、実際にはお互いの必要性と価値を表現することである。
・我々がどのように振る舞うか、考えるか、感じるか、に責任を持つ意識がないことが危ういことなのだ。
・インドの哲学者が言った、評価をなくして認識することが、もっとも高貴な形での人間のインテリジェンスだと。
・心から与えることと、罪の意識から動機つけることを峻別する。
例えば、子供達が親から叱られないように行動することが如何にコミュニケーションを悪化させるか。
・”処罰”では他人は動かせない。
その他人に何をさせたいのか?という問いかけではなく、自分が頼むことをしてもらうために、その人の行動理由をどうしたいか?という問いにすること大切なのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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