The Girl Who Played With Fire (a Dragon Tattoo story)
- MacLehose Press (2009年7月9日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9781906694180
感想・レビュー・書評
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そばで起こったらあまりにもむごい話を緻密な表現で淡々と進む。第一作でも感じた冷静さがさらに洗練された感がありました。だからこそ読める。ふつうだったらこういう題材は読まないだろうなと読みながら何度も思いました。それぐらいの力量を感じちゃうんですよね。翻訳でも。そうじゃなかったらこんなにノンストップで読めないですよね。
著者自身も有名なアンチ右翼のジャーナリストなので、とてもリベラルです。私はこの話の内容はちょっとこわいけど、この言葉が全部あてはまらないかもしれないけど、そのリベラルさがとても好きです。ある意味むっちゃCool。
彼の視点は著者の視点ではと思いながら読んでいたんですが、普段皆がモラルからはずれていると思う視点を通して物語が語られる。そのモラルとははたして本当にふさわしいものか?正しいのは何?社会の枠とあわないことが悪なのか?そもそも社会不適格とはどういう定義なのか。それを正面から斬るいさぎよさ。しかし、話は私には推測不可能でした。やられた。 -
いままでにない強い女性主人公!
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三部作なのを知らずにこれから読んだけれど、すぐ引き込まれた。面白い!
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ミレニアムシリーズ2冊目。英語の勉強のために読んでいるのだけど、シリーズが進むと段々分厚くなるのは、まさか私のため?
毎回、主人公のSalanderがかっこいいのだけど、今回も。強い、強い。Blomkvistとはうまく行くんでしょうか?2冊目ではほとんど接点なかったけどね。 -
前作が謎の解決を読者と主人公が一緒に追っていくという展開になっているのに対し、こちらは謎の一部が読者にわかっていて登場人物たちが解き明かさないといけないという展開で読者が謎の解明に向かう登場人物にハラハラ、イライラするというところが新鮮だった。捜索本部内の人間同士の微妙で複雑な力関係もリアリティがあって、ああいうややこしい関係を職場で経験したことがある人はたくさんいるはずだ。結末に不満な読者もいるだろうがあの終わり方だからこそ三作目を読まねば、という気持ちになる。実に持ち札の多いストーリーテラーで生きていれば読み応えのある物語をもっと書いてくれたにちがいない、彼の作品がもう読めないのは残念。
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ミレニアムシリーズ二作目。
自転車通勤に変えてから読む暇がなくなって
やたら時間がかかってしまった。 -
Damn good.
liked it very much :) -
もうすぐ第1作を読み終わりそうなのでこのハードカバー判を買いました。
そして読了しました。
おもしろかった。
というより、英語で本を読んで面白かったと言える自分がうれしい。
そうじゃなく、おもしろかったから読了できた。 -
Dragon tattoに続くまたまた超傑作。
無実の罪で追われるサランデルと
その無実を証明するために必死に奔走するミカエルによるミステリー。
ハラハラドキドキが止まらない。 -
ボキャブラリー強化の成果とKindleのおかげで、かなり洋書が読みやすくなった。1巻目はあらすじはわかってもニュアンスはよくつかめなかったが、今回は日本語の小説を丹念に読んだくらい把握できた気がする。
1巻目でよくわからなかったのは、リスベットがあまりにも常人とかけ離れていたせいかもしれない。
彼女は内向的で人と関わることを極端に嫌う性格だが、判断が早く冷静で迷いがない。これで彼女がもっと外向的な性格だったら、間違いなく素晴らしいリーダーになれるのに。
一番好きなシーンは、リスベットとミカエルのPC上でのやり取り。とてもほのぼのする。
しかし、ミカエルはもうすでに女性が二人もいるし(このあたり、スウェーデン人っぽい)、リスベットも一筋縄ではいかない性格なのでどうなることやら。。。
といっても、あと1冊でこのシリーズは終わってしまう。とても残念。
私も読み終わった後でシミジミ感じ感じました。
もっとも私が読んだのは邦訳ですが。。。
私も読み終わった後でシミジミ感じ感じました。
もっとも私が読んだのは邦訳ですが。。。