ある日本軍慰安婦の回想: フィリピンの現代史を生きて

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000000697

感想・レビュー・書評

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  • フィリピンの被害者、マリア・ロサ・ルナ・ヘンソンさんのおはなし。ミュージカル『ロラマシン』のモデルになった方です。

  • わざわざ題名を変えず、 原題「奴隷の運命を超えて」の方が良かったと思う。
    日本軍の慰安婦について大部分が書かれているのかと思ったが、一部でほとんどがこの人の人生について書かれている感じ。
    抗日ゲリラに参加していたとか。
    日本でも各地でフォーラムをやったよう
    韓国の方ではまともな証言はないようだが、フィリピンの方は不明。
    150人以上集まったらしい。

  • フィリピンにおいて、最初に「慰安婦」であることを名乗り出たロラ・ロサの自伝。これを読んだら、「慰安婦」はお金が欲しくて嘘をついている、なんていうことはとても言えないと思う。「慰安婦」の想像を絶するような被害の有様が克明に記録されている。内容は読んでいて苦しくなるけれど、語る人の人柄が伝わってくる温かみのある文章。日本語訳も自然で、やわらかい。カバーの絵は、ロラ・ロサ自身の手によるものだそう。図書館で借りたけど、良い本だから買おうと思う。

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