患者さんと家族のためのがんの最新医療

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000051958

感想・レビュー・書評

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  • 目次: ○ 参考文献: × 索引: × 図表: 少ない 名簿: ○ 定期的な改版: ×
    この本が対象とする読者: 患者,家族
    やすく解説し、正確な知識とできるだけ多くの選択肢をもって、患者さんや家族が治療を選択し、医療を受けることができるように十分な情報を提供する - 患者、家族、一般の人の立場にたって書かれた、最新医療も含めた、がんの概説書と言える。医療従事者でも十分に役立つ内容をできる限り平易に伝えている。実際に治療法を選択するときに、従来の本では判断が難しいことが多かった。本書は著者自身の経験も含め、医療者にとっては常識かもしれないことの説明や治療法についての著者の意見が記述されているので、参考になる。巻末に用語解説、PET設置医療機関名簿がある。 

    ◆◇◆公共図書館のため「健康情報の本」選定ノート 掲載 2007 単行書【16】◆◇◆

  • 著者はドエライ権威者(国立がんセンター総長)。<Br>
    それだけに、裏づけのある正確なことだけを、注意深く懇切丁寧に書いていらっしゃる。<Br>
    <Br>
    これが、日本のがん医療、ひいては一般の病院の先生の標準的知識・考え方なのは間違いない。<Br>
    出版年も新しく、ガン治療論争を考える上でも必読。<Br>
    <Br>
    ただ、念入り濃厚な内容は読みやすくはないので、辞書的に参照するのがおすすめ。最新の保険適用外科技術なども載っており、生き延びたい人は敬意を持って紐解くベシ☆<Br>
    <Br>
    自身も前立腺がん経験者だとかで、患者の生活向上を願う態度がにじみ出て、とても好印象。

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著者プロフィール

1941年生まれ。東京大学医学部卒業。同大学医学部泌尿器科文部教官助手をつとめながら、がんの基礎研究に携わる。75年、国立がんセンター勤務。病院手術部長、病院長、中央病院長などを経て、2002年、国立がんセンター総長、07年、同センター名誉総長となる。現在、日本対がん協会会長。著書に、『前立腺がんで死なないために』(読売新聞社)、『妻を看取る日 国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録』『悲しみの中にいる、あなたへの処方箋』(新潮社)他多数。

「2019年 『亡き妻と歩いた四国巡礼日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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