南部陽一郎 素粒子論の発展

著者 :
制作 : 江沢 洋 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000056151

作品紹介・あらすじ

2008年ノーベル物理学賞を受賞された南部博士の業績は、湯川秀樹、朝永振一郎、坂田昌一といった日本の物理学の伝統を受け継ぐだけでなく、さらに新しい物理学のパラダイムを提示したことでも特筆すべきものである。本書は、受賞理由となった「対称性の自発的な破れ」のほか、ヒッグス機構や弦理論などの先駆的な仕事がどのようにして生まれたのか、またそれらは素粒子物理学の歴史の中にどのように位置づけられるのか、博士自身の言葉で綴られた初の和文論集である。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99151484

    ※2018年「ノーベル賞」でも取り上げました。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】429.6||N
    【資料ID】11200119

  • 南部先生の天才っぷりそんだけ。
    多分全容を解するには一回だけの人生じゃ足りない

  • 本書は2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎先生の講演や、雑誌の解説記事などを集めた一冊である。戦中戦後から現代に至る理論物理学、素粒子物理学の概観が一望出来る様に思った。
    もうすぐ閉店となる書店で、思わず衝動買いしてしまった本だが、毎日少しずつ読みながらようやく読了。もちろん、専門誌の内容については理解出来なかったが、先生の研究環境や当時の研究背景についての話は非常に興味深く、何度も読み返したくなる内容だった。
    登場する人物は、物理学会でも著名なスターであり、学生時代はこういう人々に憧れて物理を勉強していた事を思い出す。最近また物理を勉強したくなってきたので、本書を機に少しずつでも専門的な所を復習しようとやる気にさせてくれる一冊である。
    一般向けの本ではないので、内容は難しいが、かつて物理を学んだ事のある人なら読んでみたいと思う本ではないだろうか。

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著者プロフィール

シカゴ大学名誉教授,大阪市立大学名誉教授。理学博士(東京大学)。
1921年生まれ,東京帝国大学理学部卒。
大阪市立大学理工学部助教授,同教授,プリンストン高等研究所研究員,シカゴ大学助教授,同教授を歴任。
2008年ノーベル物理学賞受賞。
主な著作
『クォーク(第2版)―素粒子物理はどこまで進んできたか』(講談社,1998年)
『大学院素粒子物理(1)―素粒子の基本的性質』(中村誠太郎編,共著,講談社,1997年)

「2013年 『宇宙と素粒子のなりたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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