- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000059374
感想・レビュー・書評
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本人の発言も交えた天才観察記録ですね。
単に天才という言葉でまとめるのはなんか軽い気がするけれど…だから超をつけたのかな。
親しい人間に話を聞いてるから当然かもしれないですけど、かなりの愛されキャラな雰囲気ですね、ファインマンさん。
これまで読んだファインマンさん関連の本で出てきた人たち総出演みたいな本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20150615読了
ノーベル賞受賞者。20代半ばで亡くした、学生の頃から付き合っていた奥さんへの手紙を別の本で読んだ。結核である奥さんの闘病に寄り添っていた時期、ファインマンは原爆の開発に携わり、奥さんの死後数日経ったとき原爆は投下されている。ジブリの「風立ちぬ」を思いだした。●P161 機関の雑事を避けるのを「社会的無責任の法則」と呼んでいた。●物理的なことがらを物語のようにわかりやすく語る彼の解説でさえ、文系脳は受け付けなかった…。 -
立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本』で紹介
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インタビューや講演,友人・家族の談話で構成された,「ファインマンさん」本の補遺的な書籍。若いころよりもカルテク以降の分量が多く,最後には死を前にした彼の死生観まで垣間見える。
さすがのファインマンも何度も手術を受け,死期を悟って気がふさぐことは多かったらしい。でも,「人に言いたいことはもう十分話してある」「人々の心の中に僕が生きている気がする」「僕をそこいらじゅうに拡げちゃった感じ」「死んだあとも、完全にいなくなっちまうわけじゃない」(p.353)というのには確かにそうだろうな。現に21世紀の今でも「ファインマンさん」本や『ファインマン物理学』は読み継がれているし,ファインマンダイヤグラムをはじめ,彼の作り上げた物理は広く使われている。
ファインマンの最期の言葉は,「この死ぬってことは何とも退屈きわまるよ」だったそうだ。妹ジョーンの証言。(p.364) -
物理学者ファインマンの天才ブリ
日常生活を描く。