完訳 緋文字 (ワイド版岩波文庫) (ワイド版岩波文庫 319)

  • 岩波書店
3.29
  • (1)
  • (1)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000073196

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ヒビンズ夫人が気になりすぎる。

  • アメリカ文学史の講義の課題図書
    課題図書なのに途中で放棄したまま笑

    冒頭の部分はかなり好きなので時間があるときに無心に読みたい。

  • 作者がこの物語を書くまでの経緯を綴った、冒頭の「税関」でまずニヤニヤ。こういうメタ視点とか他者と同時に自分をもおちょくるひねくれたユーモアとか、「意地の悪いインテリの文章」ってかんじで嫌いになれない。ここは物語の内容さえわかればよいという場合には読まなくても支障はない部分なのだけど、「作者を知る」上ではとっても大事なところなので、これから『緋文字』を読むという方には唯一この「税関」が載っている完訳版をお薦めします。

    本題のヘスター・プリンの物語については、女権拡張の声が挙がりはじめた時代の動きを察知して「新しい女性」像を鋭く描きだしてはいるものの、結局根っこの部分では作者はその「新しい女性」を恐れているのね、ってところでガクッとくるかんじかなと。保守的な体制に批判的なのは明白だし進歩的な面も見受けられるけれど、「女性」に対する眼差しは複雑で厄介なもので、読んでてちょっと疲れた。

全4件中 1 - 4件を表示

ホーソーンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×