この時代に生きること、働くこと: 9.11犠牲者遺族とジャーナリストのメッセージ (岩波ブックレット NO. 702)
- 岩波書店 (2007年6月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000094023
作品紹介・あらすじ
頻発する「テロ・戦争」をどう把握するか。それにどう対処するか。
感想・レビュー・書評
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中村佑さんの、911で30歳の息子さんをなくした遺族からの
命に対するメッセージとそれを盾とした戦争を作り出す金融的利益の追求と
島本さんの、労働とテロと戦争をつなげるものが自由と平和を謳う
グローバリゼイションが吹き込む恐怖に追い立てられる戦争
中村佑さんはコスタリカという軍隊を持たない国が
イラク戦争に賛成の意思表示をしたところ
一人の学生が憲法に背いていると裁判に持込に
国の姿勢を撤回させたという権力機構の薄い国が有ることを述べると共に
アフガン戦争の理不尽な破壊行為によって壊された庶民の暮らしを
医療活動と共に井戸を掘る事で支え続けている中村哲さんの話をしています
人間には不安恐怖に怯えて依存支配に走り縄張りという安全を作るために
テロや戦争や経済の武力で世界を支配しようと企む者と
共に磨き合って成長しようと調和を求めて暮らす満たされた心の人達がいるようです
こだわりの大き人達ほど依存心も大きい
恐怖をゆるめるにはこだわりを柔らかくする必要がある
経験を重ねて違いに対する理解と納得を生み出し視野を広く持つことでしか
心を満たして実在しない恐怖心を捨てることができない
首に縄をかけられてしゃべることがっできない人には
縄から抜けるためのベーシックインカム制度が有効だろう
奪われていたもミュニケーションする空間のゆとりと
考える時間のゆとりを取り戻すことができるだろう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9・11の犠牲者の人の話はあの事件の悲痛さを物語ってると思う。ジャーナリストの話は非正規雇用の問題などを取り扱っている。