語りかける季語ゆるやかな日本

著者 : 宮坂静生

• 岩波書店 (2006年10月18日発売)

作品紹介・あらすじ

日本各地には、婿投げ、春節、うりずん、つるし雛、闘犬、蝦夷梅雨、日の辻、蜘蛛合戦、だたちゃ豆、ガサ市、寒緋桜、など、その土地の貌を映し出す季節のことばがある。これらのことばを「地貌季語」と称して、その発掘に努めてきた著者が、一七八の地貌季語をとり上げたユニークな季語集。どのページにもゆるやかな「いくつもの日本」が描きだされており、「雪月花」を頂点に美しいことばを集めて築かれた従来の季語体系の見直しを迫る一冊。

感想・レビュー・書評

[kohatanotakashiさんの感想 · 2009年3月31日]

先日までテレビの俳句番組で講師を勤められた著者が地方ならではの季語を解説した本。面白かった。

著者プロフィール

俳人・俳文学者・月刊俳句誌「岳」主宰

「2023年 『俳句鑑賞 １２００句を楽しむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」