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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000230339
作品紹介・あらすじ
リーマン・ショック後、世界的な経済危機が深刻化する過程において、どのような理論が展開され、政策論議が行われてきたかを詳しく検証する。いわゆる「サブプライム危機」によって、従来正統とされてきた理論や考え方がいかなる変貌を遂げてきたか、政策運営の場において、いかなる新しい試みが行われたかを明らかにし、その成果・問題点を分析する。
感想・レビュー・書評
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煽りや感情的批判とは無縁な落ち着いた解説書です。
第一部がサブプライム危機から2009年の小康までの概観、
第二部では非伝統的金融政策について解説されています。
ある政策を実行した場合の政府-日銀-民間(銀行)のBSが
仕訳風の図解で解説されており、たいへんわかり易かったです。
(例)政府紙幣の発行は、結局、日銀の国債直接引き受けと同じ、など
各章ごとに簡潔に論じられており、注も詳細、
巻末には参考文献一覧もあります。
人間ドラマ的な記述はごく少なく、理論と事実が中心ですが
たいへん面白く読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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