- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000236430
作品紹介・あらすじ
主著『人間の条件』(一九五五)と並行して計画されていた『政治入門』の草稿・断片集。「政治とは何か」という根源的な問いに対する豊かな論考は、つねに真理に忠実でありつづけようとしたハンナ・アーレント(一九〇六‐七五)の思索に見られる固有性・独創性を本質的に洞察する手がかりになると同時に、その政治哲学および世界観を示す。
感想・レビュー・書評
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政治とは何か
(和書)2012年09月15日 23:59
2004 岩波書店 ハンナ アーレント, ウルズラ ルッツ, Hannah Arendt, Ursula Ludz, 佐藤 和夫
数年ぶりの再読です。
アーレントの姿勢と『活動』というキーワードにホッブスの「リヴァイアサン」とクロポトキン「相互扶助論」など関連させて考察してみたいと思いました。参考になることが多く実のある読書ができました。実があるとは思考すると言うことです。
2009年11月03日 01:56
カント、マルクスなどがどのように関わりを持ってくるのかとても興味深いところでした。アーレントの視点がとても良いと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「政治とは何か」ってタイトルは大風呂敷すぎ。
遺稿集。 -
分類=政治。04年4月。
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政治は人間の複数性という事実に基づいている。したがって政治は、異なった者たちが共生することにある。
すなわち、政治は人間の中ではなく、人間の間に生じるし、異なる人間たちの「自由」と「自発性」は、人間たちの間の空間が成立するために必要な前提であるということである。その空間の中に、政治、真の政治がはじめて可能になる。「政治の意味は自由である」 -
アレントよむなら理解の助けになるお〜 評註がたくさん。