全盲の弁護士 竹下義樹

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 46
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000236577

感想・レビュー・書評

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  • 小林照幸著。

    竹下先生のお名前は存じていましたが、人となりを知りたくて本書を取りました。

    エリートでない普通の人間が弁護士になるまで、についてが前半、後半は弁護士になられてからの活動が記されています。

    自伝でなくドキュメンタリーなので、脚色がいくらかあるかも知れませんが、それでも、一般の人間が人生や夢といったものに希望が持てる本だと思います。

    ご本人のパーソナリティや京都という環境が夢の実現につながったのは著者が明らかにしていますが、私の印象は、弁護士に対して『カッコいい』と思う気持ちに素直だったのだと感じました。弁護士になるまでの叙述の中で『カッコいい』または『カッコええ』という言葉が4回登場しました。

    子どももそうですが、大人もみんな、「カッコいい」と思った人のようになろう!という素直な気持ちに従って生きていくことが重要ではないかと考えます。

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著者プロフィール

昭和43(1968)年、長野市生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の平成4(1992)年、『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。平成11(1999)年、『朱鷺の遺言』(中央公論社・中公文庫)で、第30回大宅壮一ノン

「2010年 『ひめゆり 沖縄からのメッセージ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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