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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000242776
作品紹介・あらすじ
男女の文化的・社会的性差は、マクロ的な政治社会のあり方にどのように関わっているのか-政治学研究にジェンダー的視点を導入し一石を投じるパイオニア的考察。
感想・レビュー・書評
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「社会のあり方や豊かさはジェンダーと結びつけられてろんじられてきた。しかしその割に政治学によるジェンダーの扱いは総じて周縁的なままだった。本書が切り込む問いは鋭く深い。」
「1920年代の女性参政権の実現とともに第一波フェミニズムが下火になり、黄金の50年代には庭付きの家と家電製品に囲まれた専業主婦が美化されたのはなぜか(政治的には、左派=社会民主主義的だったはずのニューディール体制かにあってなぜそうなったのか?)」
「60年代以降に登場した第二波フェミニズム、ウーマンリブ運動は本来新左翼と親和性の高い平等主義的な試みだった。そのフェミニズムが新左派を激しく批判し、決別したのはなぜか」
「著者は、大量生産/大量消費に象徴されるフォーディズムがそのキーワードになると指摘。とりわけ70年代半ば以降の子女主義的なネオリベラル体制と反体制的なフェミニズムが実は共犯関係にあったという指摘は重要だ」詳細をみるコメント0件をすべて表示
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