ポスト戦後政治への対抗軸

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000247610

作品紹介・あらすじ

小泉、安倍政権で推進された構造改革は、戦後政治の枠組みを大きく変容させた。企業と富裕者の減税、規制緩和、民営化は強者の自由を解放する一方、平等化を阻害する。こうしたポスト戦後政治に対抗し、人間の尊厳を守るにはどうしたらよいのか。政治理念、政策枠組み、政党のあり方を根本から問い直す著者最新の論集。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本 312.1-Y24 (100070216537)

  • 何かとたたかれる事が多い山口二郎だが、社民主義者という立場を明確にした上で小泉政権の新自由主義的批判をしている。

    コーリン・クラウチのポストデモクラシーから日本の90年代以降の政治体制をポスト戦後政治としたうえで、どのような政治が望ましいかを議論。
    政治学の論文として読むのではなく、評論として読む分には面白かった。

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著者プロフィール

法政大学法学部教授・行動する政治学者
1958年生まれ。東京大学法学部卒、北海道大学法学部教授、同大学院公共政策学連携研究部教授などを経て、2014年より現職。最初の著作『大蔵官僚支配の終焉』(岩波書店)により、自民党と財務省による政治・行政支配の構造・実態を暴き、1990年代から2000年代に続く政治改革の深い底流のひとつを形作る。2009年の民主党政権成立をめぐっては、小沢一郎、菅直人、仙谷由人各氏らとの交友を通じて政権交代に影響を与える。立憲主義の立場から安倍首相を痛烈に批判、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の結成にかかわる。

「2018年 『圧倒的!リベラリズム宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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