夕暮れもとぼけて見れば朝まだき――ノッポさん自伝

著者 :
  • 岩波書店
3.13
  • (1)
  • (1)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254274

作品紹介・あらすじ

人気番組『できるかな』で、多くの子どもたちの心をとらえたノッポさん。芸人だった父の鞄持ちや四年間の失職を経て、偶然にも子ども番組の主役をつかみ、その後も絶えず新しいことに挑戦し続けてきた自らの人生をふり返る。ノッポさんを見て育った大人たちに生きる勇気を与える本。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • わくわくさん世代なので、のっぽさんを観て育ったわけではない。それでも上の世代はのっぽさんが大好きなことは知ってるし、何より響きが良い。のっぽさん。
    その程度の繋がりしかないのっぽさんの自伝。どんな生い立ちかなんて全然知らなかった。「できるかな」に起用されるまでの経緯なんかは黒柳徹子のNHK入りの話を彷彿とさせるし、いかにも戦後テレビ黎明期。
    不器用だったからこそいつまでも真剣に「できるかな」の仕事に取り組めた、という件は励まされる。「あたらしいしごとをひきうけるときも、これはうまくやれそうだな、ではなく、これはいっしょうけんめいにやれそうだな、ということでえらびました。」

    独特な文体。モノローグかと思いきや急に絵本を読み聞かせているかのような口調になったり。
    それでも、タイトル然り、ふと雅な言い回しがなされたりして、芸事の血筋か読書家の教養がこうした文章を書かせるのだろうと思った。

  • 内容紹介に、「人気番組「できるかな」で、多くの子どもたちの心をとらえたノッポさん。芸人だった父親の鞄持ちや4年間の失職を経て、偶然にも子ども番組の主役をつかみ、その後も絶えず新しいことに挑戦してきた自らの人生をふり返る。」とありました。
    子育て中を思い出させてくれました!

  • 夕暮れもとぼけて見れば朝まだき ノッポさん自伝 [著]高見のっぽ | レビュー | Book Bang -ブックバン-(週刊新潮2018年2月22日号 掲載)
    https://www.bookbang.jp/review/article/547952

    夕暮れもとぼけて見れば朝まだき - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b325104.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      高見のっぽさん死去 88歳 NHK「できるかな」で活躍 | 毎日新聞
      https://mainichi.jp/articles/20230...
      高見のっぽさん死去 88歳 NHK「できるかな」で活躍 | 毎日新聞
      https://mainichi.jp/articles/20230510/k00/00m/040/106000c
      2023/05/10
全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

高見 のっぽ(たかみ のっぽ)
1934年京都生まれ、「のっぽさん」として知られる俳優、作家。以前の芸名は高見映(たかみ えい)、本名は高見 嘉明(たかみ よしあき)。
30代半ばで、NHK教育『なにしてあそぼう』(後に『できるかな』)のノッポさん役に抜擢。以後24年間役を務め上げ、国民的な知名度を得る。『できるかな』放送終了後は、絵本・児童文学作家としても活動した。
(2018年5月10日最終更新)

高見のっぽの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
矢部 太郎
門井 慶喜
エラ・フランシス...
恩田 陸
リンダ グラット...
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×