本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000258548
作品紹介・あらすじ
二一世紀の日本がアジアの人々とともに生きていくためには、今なお清算されない戦争と植民地支配の責任に向き合わなければならない。六〇年代以降、アジアの被害当事者たちの声に応えて「戦後責任」=日本社会の不正義の問題に、市民として学者として取り組んできたパイオニア三人と気鋭の現代史家が、日本の未来をかけて語り合う。
感想・レビュー・書評
-
なぜ、いま、戦後責任を語るのか、東京裁判、サンフランシスコ平和条約の構造、東西冷戦下での、諸々の諸条約。
そして、1952年4月27までは、日本国民であった戦前の大日本帝国の臣民であった人々が、民事局長通達という行政府の一局長の一片の通達で一夜にして国籍を奪われ、50万人の「外国人」集団にされてしまったという暴挙。
知らないことがいっぱい書かれています。
国際法の権威であり、多彩な市民運動を展開され、政治家とも信頼関係を結ぶ中で、困難な戦後処理を実践された大沼さん、そして、朝鮮・韓国人問題解決の運動に関わってこられた、内海さん、田中さん、そして司会者の加藤さん。
深く、市民運動に携わってこられたお三人の議論がまとめられた本です。
自分も含め、若い人々にも是非とも読んでほしい一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示