プルーストの世界を読む (岩波セミナーブックス 92)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000266123

作品紹介・あらすじ

『失われた時を求めて』の冒頭部「コンブレー」を取り上げ、主人公の不眠の夜と作品内部の時間、登場人物たちの形成に至る思いがけないプロセス、相貌を変えてゆく田舎町イリエ、また名高いサンザシの匂いや色彩などのアスペクト精細に読み解く。細部から壮大な全体へと及んでゆく精妙なプルースト的生成を、近年の研究の蓄積を踏まえて鮮やかに開示する。いまプルーストを読む醍醐味をこの一冊に伝える。

感想・レビュー・書評

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    所在記号:950.287||フマ
    資料番号:10160582
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著者プロフィール

 1948年生まれ。1977年、パリ第4大学文学博士、東京大学大学院博士課程満期退学。東京都立大学教授を経て、京都大学大学院文学研究科教授。専門は近現代フランス文学。

 主要業績:『プルースト美術館』(筑摩書房、1998年)、Index gnral de la Correspondance de Marcel Proust(共編、京都大学学術出版会、1998年)、『ディコ仏和辞典』(共著、白水社、2003年)、『プルーストと絵画』(岩波書店、2008年)、Proust et l’art pictural(Champion, 2010)など。

「2010年 『文学作品が生まれるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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