震災後の自然とどうつきあうか (叢書 震災と社会)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000285261

作品紹介・あらすじ

東日本大震災は、土木技術の粋を集めた大きく堅固な構造物による対策が、必ずしも地域の安全を保障するとは限らないことを明らかにした。安全を確保するための別の方法が強く求められている。本書では、土地利用の面では「グリーンインフラストラクチャー」を基本とすることを主張する。生物多様性の保全にも寄与する自然性の高い「空間」-たとえば広大な干潟、砂浜‐砂丘‐後背湿地システム、河川の氾濫原など-を、社会を自然災害から守る「緩衝地帯」として保全する方策である。地震・津波、風水害から生命と財産を守るための「自然に逆らわない」政策や、日本の国土の特性を生かしたエネルギーとしてのバイオマス活用を提案する。

感想・レビュー・書評

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    「地震・津波、瓦礫、化学物質、放射能の人や環境への影響とは? 持続可能な土地利用やエネルギー政策とは?」

  • 落ち着いた文調でグリーンインフラストラクチャーを説く。名取の砂浜と再生した湿地…また破壊されないうちに行きたいなぁ。本当は北上川もそんな風に再生できるといいのだけれど…。

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著者プロフィール

生態学者。

「2023年 『高校生と考える 21世紀の突破口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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