ナマリの兵隊 (岩波の子どもの本 4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001100341

感想・レビュー・書評

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  • 『改訂新版 私たちの選んだ子どもの本』で知り、図書館で借りた。

    「ナマリの兵隊」・「長ぐつをはいたネコ」収録。

    どの作品がアンデルセンの著作なのかわからないくらい、有名なアンデルセン。
    私の好きな立原えりかさんもお好きとのことで、あたまの角で気になっている。
    奥が深いながらも、子どもに媚びないスリルが味わえた。
    「ナマリの兵隊」は、不遇の者がさいごのさいごでそれなりの幸せを掴む、ということなんだろうか。
    きれいごとではなく、くらいなかにぼんやりとしたあかりをみるようなお話だった。
    「長ぐつをはいたネコ」は、これまでにも絵本をよんだことがあるけれど、すっかり忘れていた。
    ものごとを素直に受け入れることは大切だよなぁ、と思った。
    ネコの知略がすごくてびっくり。
    装丁の絵の雰囲気が幻想的でたまらない、と思っていたら、マーシャ・ブラウンさんの作で、嬉しい驚きだった。

  • アンデルセンのお話ってどうしてこうなんでしょう。 昔はあまり考えなかったけど、大人いなると救いの なさに驚くばかりです。ハッピーエンドのお話は かなり少ないですね。 タイトルについてはそもそもは「すず」が正解だ そうですが、この本が日本に入ってきた当時は 「すず」が日本では一般的でなかったため 「なまり」としたと聞いたことがあります。

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著者プロフィール

デンマークのオーデンセに生まれる。父親の影響で本や芝居に関心を寄せるようになる。 14歳でコペンハーゲンに出る。30歳で出版した小説『即興詩人』が出世作となり、 各国に名声が広がる。32歳で「人魚姫」を含む第三童話集を刊行し、以降は近代童話の確立者として世界で認められた。

「2023年 『アンデルセンの童話1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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