九月姫とウグイス (岩波の子どもの本)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001100402

感想・レビュー・書評

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  • メサイヤコンプレックスの参考本としてどこかで紹介されていたので、図書館で見つけて借りて読みました。図書館で絵本を借りるという発想がそもそもなかった。子供の頃読み逃した名作を今からでも読み漁ってみようかな。

    あなたのため、あなたの安全のため幸せのためという、人が愛と取り違える歪んだ欲望の苦しさを、九月姫の心の成長の物語とカナリアの真っ直ぐの言葉を通して美しく伝えてくれる。親なら毒親、支援者とクライアントならパターナリズムといったところか。

    窓から自由に飛び立つカナリアの清々しい姿に、我が子や家族が重なって見える。

  • シャムのお姫さまのお話。美しくもあり、残酷でもあるけれど、いろいろなものが凝縮されている。
    「じぶんのしあわせよりも、じぶんのすきなひとのしあわせを、だいいちに考える野は、とても、むずかしいこと」

  • 「じぶんのしあわせよりも、しぶんのすきなひとのしたわせを、だいいちにかんがえるのは、とてもむずかしいことだからです。」

  • 自由と寛容が姫を美しくした。

  • 鳥は、自由に飛び回ってこそ、美しく鳴くのよねー

  • 懐かしくて引っ張り出した本。再読。
    エキゾチックな絵が魅力的な綺麗な絵柄の絵本。
    シャム(タイ)の国に住む九月姫とウグイスの交流を描く。

  • 前半は突拍子のない王の発言に驚きましたが、後半の九月姫とウグイスのやりとりには、思わず涙が滲みました。素敵なお話です。

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