- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140095
作品紹介・あらすじ
おなじみのクリストファー・ロビンと仲間たちが住む森へゆくと、わたしたちはいつでもすてきな魔法の冒険に出会えます-。プーやコブタたちのところへ、はねっかえりのトラーがあらわれました。『クマのプーさん』の続編。小学4・5年以上。
感想・レビュー・書評
-
相変わらず癒される世界観。
プーとコブタがとても仲良しで可愛い。
最後の10章は、なんとも考えさせられるお話だった。
計画とかのない道、ただ思うがままに歩く道。
それが冒険なのかもしれないなと思った。
子供の頃は何も考えずにただ楽しいことに純粋にいられた。
大人になると、そういう気持ちを忘れてしまっているなあと思う。
たまには、何も考えずに心に身を任せる日があってもいいのかもしれない、と思ったお話でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ディズニーで有名なイギリスの名作童話の続編
未熟な言語力を表現しようとしていて読みづらく、
相当ゆったりとした気持ちでないと世界に浸れない。
大人になるってこういうことなのかしら。 -
トラーは「できるんだよ」って言ってほんとはできないのがおバカだと思った。
ルーは小さくてかわいい。 -
ピグレットをコブタと呼ぶところや、クリストファーロビンの優しさに触れました。
-
クマのプーさん2冊で完結ですが、ここで、もう、クリストファー・ロビンは大きくなっちゃうのですね。その旅立ちに誰も足を引っ張る事なく、お別れするのです。じぶんの子供時代のことはすっかり忘れてしまいましたが、なんだか、ウルウルくるのはどうしたことでしょう。大人になるってことは、いいことばかりじゃないね。
-
トラーが登場して、プーたちの世界が引っかき回されます。ウサギやイーヨーの困惑がまた笑えます。
最後のクリストファー・ロビンのお別れが意味するものが、初めのうちは分かりませんでした。 -
文章が読みにくくて途中で断念。
-
クマのプーさん展に行って興味を持って読んだ
可愛くて癒されるお話がたくさんだけどちょっと何言ってるか分からない部分もある -
あの、かわいそうなイーヨーには家もなかったんかい!!と、しょっぱなから笑いころげました。かわいそうなんだけど分かるし、事の顛末がもう本当に可笑しい。
本作でもゾゾが再登場して、たいへん面白いことになります。他のお話でも、終始クスクス笑いっぱなしでした。なのに、本の最後には感動して泣いてしまいました。すごい本です。
単なる空想の世界であれば、クリストファー・ロビンと「本物の子グマ」がしゃべってる設定でもいいはずです。でもクマのプーさんやコブタはあくまでもぬいぐるみなんです。その理由が最後の最後で分かりました。プーさんは子グマのかわりなんかじゃなく、ワタの詰まった、クリストファー・ロビンのプーとして、「本当に」おしゃべりしてたんですね。それが子どもたちの世界なのです。
最後の章には魔法がかけられています。これから大人になる子どもの心と、かつて子どもだった大人の心が、あの森を通じてつながる、そんな魔法です。
想像の世界でプーやコブタたちと遊ぶ時、私たちもまた、クリストファー・ロビンのように無垢な存在に戻れるのです。たとえそれがほんの数時間であったとしても、どんなにか疲れた心に栄養をあたえ、また励ましてくれる事でしょう。
これから大人となり、幾度も苦難を乗り越えなければならない息子クリストファー・ロビンへの愛とエールをこめた贈り物、それがこの章なのだと思います。
無垢な心にやどる想像力は生きる力そのものです。それを蘇らせてくれる、本当に素晴らしい作品だと思います。
世に名高い『クマのプーさん』は本当に大傑作でした。2巻とおしで読むとなおさら感動します。あと、やっぱり笑えます。この笑いという要素も、この本の魔法だと思います。