- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140521
作品紹介・あらすじ
東風の吹く日に、こうもり傘につかまって空からやってきたメアリー・ポピンズ。バンクス家で子どもたちの世話をすることになった彼女は、ちょっと風変わり。子どもたちをふしぎな冒険の世界へと導きます。ユーモアあふれる空想物語。小学4・5年以上。
感想・レビュー・書評
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ディズニーのメアリー·ポピンズ観たことなかったけど、観てみたいと思うぐらい面白かった。笑
夢あるな~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メアリーの性格が複雑で、読んでると、ドキドキする。
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子どもの頃にドリトル先生と同じように親しんだつもりだったがあまり覚えてなかったのがショックでした。メアリーのエキセントリックさと、この町のメアリーの一味に驚かされる。
"大人にも読めるたいへん含蓄ある物語"
なのでした。
しかし高校生の頃に大好きだった古いミュージカル映画、つまりハリウッドとディズニーにすっかり毒されていた自分にがっかり&考えさせられました。
映画の中のジェインとマイケルが歌う 新聞広告の歌が大好きだったのに、そんなシーンどこにもありませんでした。新聞社に手紙を書いていたのはバンクス夫人。映画はもっとブーム提督のことを描くべきだし、素敵な絵描きさんは煙突掃除夫じゃない!
トラヴァースさんと映画サイドが揉めたのも無理はない…
ともかく、木のオランダ人形みたいなメアリー・ポピンズは、じゅうたんのバッグを提げてやって来ました。
…じゅうたん?!え、じゅうたんなの?と
原書まで持ってきて調べたところ、はい、しっかりと〖carpet〗とありました。
なるほどぉ、そうなると魔法のじゅうたんを思い浮かべれば、あの空っぽのバッグから次々といろんなものが出てくるのも納得。
メアリーとの日々が始まります。
この巻でいちばんの問題作は「わるい火曜日 」でしょうか。
マイケルの反抗期っぷりからはじまり、
小さな光る磁石のような円盤で世界を回ります。
人種問題に触れていますね、白人至上主義にもとれるし、それを揶揄しているようにも。。
ほろりとさせられちゃうのは「ジョンとバーバラの物語」 ムクドリとのおしゃべりが大好きな賢い双子たち。いつか自分の言葉が分からなくなるんだとムクドリにからかわれても、自分たちはそうはならないと言い張ります。。旅に出たムクドリが帰ってくると…。せつないけれど、素敵なお話。
メアリーは去っていきますが、なんとなく最後はにおわせて…
いる。 -
有名な児童書のひとつ。ある日突然やってきたメアリー・ポピンズは、意外とツンケンしていてぶっきらぼう。バンクスさん一家の乳母として働きはじめる。彼女の周りにはいつも不思議なことが巻き起こる。
笑いガスという発想が良い。子どもが絶対に喜ぶシチュエーションだ。その後、何事もなかったように誤魔化して怒るメアリーと子どもたちの様子が面白い。「ぎろんしないほうがいいことを、ふたりとも、よく知っていたからです。」
メアリーの扱い方を熟知しているあたり、子どもたちの方が上手だ。
今さら読む作品だったが、楽しく読んで行くことができた。 -
東風の吹く日にこうもり傘でやってきた
メアリー·ポピンズ
バンクス家で子供達の世話をすることになる
子供達とメアリー·ポピンズの不思議な世界
1度幼い頃に画像で観たメアリー·ポピンズ
本で読むとイメージが違った
メアリー·ポピンズは無愛想でどこかせっかち
子供が好きなのかがわからない
子供達の母も怒ってばかり
たまに見せる優しさが人間らしい
人間と違うのはメアリー·ポピンズは
子供達を不思議で愉快な世界に連れて行ってくれる
紙の星の場面はワクワクして
凄く好きな場面 -
素晴らしい。
登場する人達の心がよい。 -
「ばあやがいなくなって大混乱のバンクス家。そこに東風にのってやってきたのがメアリー・ポピンズです。空っぽのカバンから、白いエプロン、香水ビン、折り畳み式のイスと、せき止めシロップを取り出して、さあ、ゆかいな日常へようこそ!」
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子供時代、ワクワクしながら読んだ本。
何度も何度も読んでるけど、何度読んでもメアリーはいいな。
子供時代に大好きだったのに、大人になったら褪せてしまう本も多いけど、メアリーは褪せない。
子供の頃は雰囲気が好きだったけど、昔の英国を思い描きながら読む。大人になったなぁ(笑) -
そ、想像してたのと違う…!私が1番心を奪われたのは磁石と絵の世界とそれに双子の話と…1番を決めようとして全部の話を候補にあげたくなる、善人でも魔法使いでもない、ただメアリーという複雑な魅力が各話の味の決め手