アーベルチェとふたりのラウラ (岩波少年文庫)

  • 岩波書店
3.67
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001142037

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アーベルチェ、今度はトレーラーハウスで冒険の旅に出る。

    移動遊園地のマジックで、ラウラが消えてしまった。アーベルチェ、トゥンプさん、クラターフーンさんはトレーラーハウスを借りてラウラの行方を追う。トラ使いに誘拐された、風車小屋に隠されている、様々な情報が錯綜するが、アーベルチェたちはラウラを助け出せるのか?

    相変わらずアーベルチェは大事なところで頼りになる。個性的なトゥンプさんもクラターフーンさんの漫才のようなやり取りも楽しい。消えたラウラに手が届くかと思ったら違う、の繰り返しがドキドキハラハラさせる。最後の脱出劇が圧巻。パーティーで終わるのもよい。

  • エレベーターで冒険に出たアーベルチェが、今度は誘拐されたラウラを探しに出かけます。

  • オランダの作家シュミットのアーベルチェの冒険の続編。前のお話を読まなくても楽しめます。個人的には、叫んでばかりいるやかましい口語体が苦手なのですが、お話の展開は楽しめた。エレベーターで旅をしてしまうよりは現実的なトレーラーハウスという設定が良かったように思う。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1911~1995年。オランダのカペレ生まれ。子どものための物語、詩、劇の作家として活躍し、「オランダのほんとうの女王」とたたえられた。1988年に国際アンデルセン賞を受賞したほか、『魔法をわすれたウィプララ』で金の石筆賞を、『ペテフレット荘のプルック』『ネコのミヌース』で銀の石筆賞を受賞。オランダの国民的作家であり、「イップとヤネケ」シリーズをはじめ多くの作品が、ヨーロッパを中心に広く読みつがれている。

「2017年 『犬とおばあさんのちえくらべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アニー・M・G・シュミットの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×