バレエものがたり (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001142044

作品紹介・あらすじ

舞台の上のバレエの世界が、物語になりました。お姫さまや王子さま、ふしぎな生きものたちが、魔法や恋のお話をくりひろげます。6話を収録。小学2・3年以上。

感想・レビュー・書評

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  • バレエで有名な作品6つの物語。

    バレエを習っている子はもちろん、習っていない子やバレエには興味がない子でも、おとぎ話として楽しめると思いますし、この本がバレエに興味を持つきっかけになるかもしれません。

    すべてふりがな付きで字も比較的大きいので、ひらがなが読める子なら読めるということになりますが、会話では使われない言葉もたくさんあるので、本が好きな子なら2年生ぐらいから、そうでなければ3年生ぐらいからおすすめ。

    タイトルは知っているけどお話は知らなかったという大人にも。

  • 夢の世界を思い浮かべて。

    バレエの舞台を文章で書き表した作品。原作と異なる部分を解説で紹介している。なんとなく見たことのある作品はイメージがつくけど、火の鳥は多分見たことないので、いつか舞台を見てみたい。

  • 「舞台の上のバレエの世界が、物語になりました。お姫さまや王子さま、ふしぎな生きものたちが、魔法や恋のお話をくりひろげます。6話を収録。小学2・3年以上。」

    ジゼル
    コッペリア
    白鳥の湖
    眠れる森の美女
    くるみ割り人形
    火の鳥

  • 色々なバレエ作品が簡潔にまとめられていました。

    それぞれのお話を読んで、興味を持つにはとてもいい導入作品だなと思います。

    訳者あとがきも読むと、作品を深く知ることができてオススメです。

  • 今度、バレエ「くるみ割り人形」を観に行くので、予習のつもりで読みました。

  • 「ジゼル」「コッペリア」「白鳥の湖」
    「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「火の鳥」の
    6話が収録されています。

    「くるみ割り人形」以外は男女の物語、ですが
    出てくる男性がちょっと…一目ぼれが多くて現代では
    受けないなぁってお話です(^ ^;)
    女性もどうしてお相手を好きになるのか
    おとぎ話の不思議ですね。

    表紙がとても美しいです。牧野 鈴子さんが描かれています。

  • バレエをする方にとっては馴染み深いお話なのでは?

  • 有名なバレエのお話が素敵に書かれていて、ぜひ中学生にも手渡したい1冊だと思いました。

  • もっとこの世界に浸りたい気持ちでマイナス☆1つ。
    完結でアッサリしていてわかりやすい。一人称でやっつけなくらいのアッサリさ。

    バレエは数えるほどしか見たことがなく、いつもパンフレットの筋書きだけが頼りという情けない状態。
    「コッペリア」も以前観たことがあったけど、訳もわからないまま終わったという印象。
    この本でようやく内容を理解した。
    シェイクスピアのような皮肉で哀愁のあるお話。
    この本は有名なお話が載ってるけど、どれも私が知ってるお話とはちょっと解釈が違っていて、それも面白かった。
    「白鳥の湖」もラストがハッピーエンドとそうでないものとあるそうで、バットエンドの方がなるほど、スッキリするのかも。
    ずっと、魔法とはいえ、ソックリだけど違う人に目の前で求婚しちゃうジークフリードとハッピーエンドでいいの?と思ってたから。
    「眠れる森の美女」もくちづけで呪いを溶いたかわりに、姫の虜になってしまう、とあり。ディズニーよりもこの方がなるほど、と思う。
    わかりずらくて苦戦中の「くるみ割り人形」。これだけ取り出して絵本にしたい。
    バレエは原作とは違うらしい。
    お菓子の国でのダンス。いいな。そういえば、子供のころサンリオの人形アニメの絵本を持っていて大好きだったな。いま思い出した。

    ジゼル
    コッペリア
    白鳥の湖
    眠れる森の美女
    くるみ割り人形
    火の鳥

  • KiKi はバレエというものを劇場なんかでは観たことがありません。  「バレエ音楽」には少しは精通しているという自覚があるのですが、正直なところ舞台芸術としての「バレエ」にはさほど興味を持つこともなく、この歳まで生きてきました。  東京から群馬にメインの生活舞台を移すことを検討し始めた時にも、「コンサートやオペラを今までのように気楽に楽しむことができなくなるなぁ・・・・」とちょっぴり残念に思えたけれど、「バレエが観られなく」というような発想は頭の片隅を過ることさえありませんでした。  そういう意味では「バレエ音楽を聴くためにバレエのあらすじを知っておこう!」と考えたことはあっても、オペラほどには真剣にそのシナリオを理解しようとしたことがありませんでした。

    今回読んだこの本は「随分昔に、一度はあらすじとして何か(その多くはレコードのライナーノーツだったりする ^^;)で読んだことがある物語の復習編」という感じで楽しむことができました。  チャイコフスキーの3曲(白鳥、美女、くるみ割り)こそ、かなりはっきりとあらすじを覚えていたけれど、「ジゼル」「コッペリア」は「こんな話だったっけ??」状態だったし、「火の鳥」は管弦楽版から入った KiKi だけに物語としてちゃんと認識したのは今回が初めてだったと言っても過言ではありませんでした。


    かなり簡単に、子供向けに、あらあらのあらすじを描いている本だけに、正直なところ物足りなさがないわけじゃないけれど、「小学2,3年以上」という対象年齢を見ればまあ、こんなものかな・・・・と。  1か所だけいわゆる校訂ミスと思われる「ですます体とである体の混在」があって、正直リズム感を著しく壊していたのが、大人向け本であればいざ知らず、子供向け本としてはちょっとひっかかりました。  普通の小説でも気になることではあるけれど、これはバレエのお話であるだけに、リズム感は大切にして欲しかったなぁ・・・・・。      

    表紙の絵と言い、扱っている題材と言い、どう見ても「女の子向けの本」という仕上がりになってしまっているのがちょっぴり残念かも・・・・・。  でもまあ、題材が題材だから幼少期の男の子には興味の湧かない世界かもしれませんが・・・・・・。

    (全文はブログにて)

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