ゾウの鼻が長いわけ――キプリングのなぜなぜ話 (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001142211

作品紹介・あらすじ

知りたがりやのゾウくんはリンポポ川へいって、ワニは何を食べるの?と質問しますが、まんまとワニに鼻をかまれてしまいます。ゾウ、ラクダ、カンガルーなど、さまざまな動物がもつ特徴の由来を、あそび心いっぱいに物語る12のお話。小学3・4年以上。

感想・レビュー・書評

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  • 『ジャングル・ブック』で有名なキプリングによる、遊び心全開のベッドタイム・ストーリー。

    なんでも知りたい年頃のゾウくん。ワニに質問するつもりが鼻をかまれて、鼻がながーくのびてしまいます。表題作の他、ラクダにこぶがついたわけ、ネコが気ままに歩くわけなど、動物の特徴の由来を物語る12の楽しい空想話。」

  • ベッドタイム・ストーリーとして作られたお話らしいが、どれも少しワクワクしてしまう。異国情緒溢れる情景が印象的だが、著者は世界各地を歴訪した人らしく、TVやネットで簡単に現地を見られる現代の我々にとっても違和感がない程に偏りなく描かれている。ちょっと渋味のある挿絵(著者によるもの)が良いスパイスというか、子どもを甘く見ていない感じが伝わってくる。序盤の話は幼稚園児にも読み聞かせられそうだし、終盤の話はむしろ小学校高学年の子の方が楽しめそうな、広い年代に対応できる1冊だと思う。

  • もともとは、キプリングが自分の子どもを寝かしつけるために語っていたオリジナルのベッドタイム・ストーリーだった、とのこと。キプリング自身による挿し絵もついています。

  • 表紙の絵はかわいらしく、子どもも手に取るが、中を見てやめてしまった3年生女子。

    大人が声に出して読んであげたい。

  • さまざまな動物の特徴の由来を楽しみながら知ることができる作品である。

  • 中学年向き。子どもの素朴な疑問に、昔話の語り風に答える本。短編のおはなしは、表題のように思わず目を引くものばかり。ジャングルブックでお馴染みの、キプリングの面白さが詰まっている。

  • 文章の語感がいい。各話の終わりに作者のイラストと解説があるのも楽しい。なぜ表紙だけ違う人の絵なのか、ちゃっと惜しい。

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著者プロフィール

英国の小説家、詩人。大英帝国統治下のインド・ボンベイに生まれる。5歳からイギリスで学び、その後、インド・ラホール(現在のパキスタン)で新聞記者として働いたのち、世界を広く旅する。代表作に、『人生の悪条件』、『ジャングル・ブック』など精力的に作品を発表。1907年に英語圏初、史上最年少でノーベル文学賞を受賞。

「2021年 『キプリング童話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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