カスピアン王子のつのぶえ (ナルニア国ものがたり 2)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001150223

感想・レビュー・書評

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  • クマの肉のりんご包みってどんな料理だろう…「まるであぶり肉にりんごソースをかけた料理になりました。」っておいしそう。
    アナグマの松露とりさんの、何度も出てくる「けものは心変わりをしない」っていう台詞に何故か惹かれました。ネズミやクマにも、それぞれの種代々の役割や性質があるようで、そういうのを調べてみたいな、なんて思ったり。

  •  C.S.ルイスの『ナルニア国ものがたり』は子供たちがナルニア国という不思議な魔法の国にワープしてしまうという物語です。当然、子供たちは勝手の分からない困難と遭遇します。子供たちが勇気と知恵を振り絞って問題解決と真摯に立ち向かうところが読者である我々に取って一番の見どころです。とりわけ私が好きなのは『朝びらき丸東の海へ』のラストシーンです。光輝く海の中を漂う朝びらき丸のイメージが忘れられません。

    文学部 T.Y


    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=301785

  • 大人になって再読してはっと気付くこと、表現の豊かさに、う~んとうなること多々ありでした。

    言葉を忘れてしまった森の木々や動物たちを哀れに思ったし、
    アナグマの「ケモノたちは、こころ変わりをしません」の言葉に
    しみじみしたし、再読価値の大いにある一冊でした。

  • 「ライオンと魔女」に比べると、登場人物4人の成長があり、ストーリー性を感じ面白かった。

  • 持っているのはこの本。
    再読…
    4度目ぐらいかな?

    ナルニアのシリーズ2作目です。
    いったんは自分たちの世界に戻った4人兄妹が、電車を待っているときに、いきなり呼び戻される。
    角笛が吹かれたのだ!
    やはり、引きこまれますね!

    ネーミングが素敵です。
    飜訳は古めかしいけど、今の子もこれを読むの?
    ルーシィがキュート。
    アスランと出合うシーンが美しい。
    大人になりかけている長男長女の微妙な変化も読み取れます。
    ちょっと理解者になっているエドマンドも面白い。

  • ナルニアシリーズ第二弾。

    印象に残っているのは、
    現実時間とナルニア経過時間が大きく異なっていることと、
    黒白、二人の小人の性格・行動・生き方の違い。

    ピーターとスーザンのナルニア入りが最後になり、
    この世界は子どもしか来れないことが語られます。

    さすが、作者が子どもに読み聞かせるために作った絵本だ。

    BCC版は愛のある作り方、Disney版はカスピアン、かっこえぇ。

  • 2011.2
    TVではじめて映画版を見て、「あれ?こんな話だっけ??」と思い再読。ずっとあのままナルニアにいられた方が、きっと幸せだったんだろうなぁ。映画では、もしかしてスーザンもこちらに戻ってくるのかしら。

  • 『ナルニア国ものがたり』シリーズ第2弾。
    1話は小学生の頃に読みましたが、なんとなく話の流れに引っかかるところがあり、ずっと続きを読まずにきました。
    (あとになって、それは作中のキリスト教観が苦手なんだと知りました)

    数年前に2話が映画化されたので、せめてそこまでは読もうと思いました。
    寄宿舎学校に戻る途中の駅のホームで、突然兄弟4人が再びナルニアに入り込むというシーンは、まさに『ハリー・ポッター』です。
    順番は逆で、ハリーがこちらの影響を受けているのですね。

    前回は、魔女が敵でしたが、今回の敵は人間なので、前よりは不気味さや恐ろしさが緩和されていました。
    また、前回は悪の手下でまったくいけすかなかった小人が、今度はカスピアンやピーターたちの味方についています。
    初めはそれがわからなかったため、カスピアンの先生が小人と知って、危険だとドキドキしました。

    それにしても、4人の兄弟たちと会った小人が、現在のナルニアの状態を話すくだりが、この物語の大半を占めていることに驚きました。
    あらかた説明してしまっています。バランスの悪さお構いなしのフリーダムなストーリー構造です。

    吹くと、助けがやってくるという角笛アイテムや、森が動いて人間たちに攻め込んでくる、というシチュエイションは、彼の友人トールキンの『指輪物語』にも共通して見られるものでした。

    アナグマが活躍しましたが、ビーバー夫婦の子孫に再会したかったです。アスランがまた登場して、ほっとしました。

    ピーターとスーザンは、大きくなったため、次の冒険からは、ナルニアには来られないそうです。
    年齢制限がある国だったとは。

    映画のようなカスピアンとスーザンの恋愛要素は皆無でしたが、物語としては変な色気を出さず、冒険ファンタジーとしてまとめているのが一番だと思います。
    今回は、前回のような強い宗教観は特に感じられず、楽しい冒険談として読めました。

  • ナルニアシリーズは想像力を高めるのに最高の本だと思います!
    今まで読んだファンタジー作品の中で断トツに好きです☆
    頭の中で完璧にできあがっていた世界なので、今後の映像化も楽しみです。

  • これは7冊で人気投票したら下位に近いのではと予想しますが私は好きです。(というか順位はつけられないです。)最後の方に、ナルニア的世界の成り立ちのヒントがちらりとあり、そういうのがすきな人は、「魔術師のおい」を読んでから再読するとおもしろいのでは。私が好きなのは、やはり、子どもたちが再びナルニアへ行った最初のあたりが相変わらず異世界へ入る新鮮な感覚があって好きです。単純にこどもたちが○○○を焼いて食べるだけでも好きですね。

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