- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001151015
感想・レビュー・書評
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まず始めに、息子が通う保育園に敬意。
開園して15年の保育園なのに、図書コーナーに古い絵本がたくさんあって、これもその1冊。1983年発行って!
破けてテープで補修してある個所はたくさんあるけど、この36年の間にどれだけたくさんの人がこの本を読んだのだろうと感慨深い。
そして、ちびくろさんぼ2も同一本に収められている。
最初は補修したときに2冊をまとめたのかと思ったけど、テープではなく、1も2も背表紙の糊で製本されている。
2の表紙ページには作者の名前がなく、絵を書いた岡辺さんの名前だけ。1は文、絵、訳、の3名の名前があるから、2の絵だけ違うよってことの表紙ページへの記名のよう。
今はちびくろさんぼ2が別冊で出版されてるけど、1978年の改版発行の際なのかな。
とにかく、この本が1953年に初版発行されてからの66年の歴史を感じる。素晴らしい。
電子書籍には無い、紙だから辿った歴史と、読み繋げてきた園児、ご家族の縁を感じる。やっぱり本は人生を豊かにする。
〔1953年12月初版、1978年7月第28改版、1983年6月第33刷〕詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今更ながら初めて読んだ。
図書館の書庫にあったのを出してもらったので一度絶版になる前の古い版。
絵本と言うには文字が多くて児童書と言うにはちょっと短い。
子供の頃に読んでいたら感想もあったのかもだけど、結末を知っちゃってて読んでるのでとくに感想もない…。
ただこれを読んでホットケーキが食べたくなる子供の気持ちはわかる。本に出てくる食べ物って特別美味しそうなんだよねぇ。
周りの大人のそういう話を聞く度に楽しそうで、読んでみたかったので今回読めて満足。