- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001155679
感想・レビュー・書評
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出版50年、コロナ禍で読まれる「モモ」 タイパ社会に時間を問う:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQDW5JDVQCZUTIL041.html
愛蔵版 モモ - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b254949.html
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愛蔵版が出たのが2001年。もう20年も放置している。
翻訳された時に買った単行本は処分されてしまい。つい最近少年文庫を購入した。
書き忘れ
岩波の図書2023年1月号から、リレーエッセイ「『モモ』がうまれて50年」連載開始。。。 -
愛蔵版購入記念登録!
可愛くて一目惚れ、胡桃堂喫茶店にて購入。 -
この本の分類は、確かに「児童書」だ。
でも、どうしたら幸せになれるのか、知らないままの大人は読むべきだ。
みんな、時間どろぼうに騙されるな。
「もっと給料が良ければ」「もっと美人ならば」「もっと、もっと、もっと」
「もっと~なら・・・幸せになれる」
そんなことは、嘘だ。
今、ここにいる、今の自分の幸せを感じてごらん?
そんなことに、この本を読むと気付けると思うよ? -
第一級の児童文学です。
50年先、100年先にも読み継がれていくだろうと思います。
そのころクルミドコーヒーはどうなっているのでしょうか。
カフェで読むには長いのですが、いつまでも置き続けるつもりです。 -
子どもの頃に、読んでおきたかったと後悔したくなる1冊。
時間とはすなわち生活なのです。そして生活とは、人間の心の中にあるものなのです。
時間を大切にするということは、生活を大切にするということ。時間を大切にする、という意味を教えてくれる本。
昔の本だけど、今、そしてこの先にも通じていく物語。 -
時間貯蓄銀行に時間を奪われて日々を効率化し続けて生きていなかければならなくなった人達は今の現代人にも繋がるところがあるなぁと思った。人の話を聞くことや、自分の妄想を膨らませることができるような時間の余裕を持って日々を過ごしたいと思った。あと、カメや時間を止めるシーンなどはジョジョを思わせるところがあった。荒木先生もこの作品からインスピレーションを得たりしたのかなぁ
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知らない人はいないであろう児童文学の金字塔、モモ。
しかし、大人になった今、そしてこの時代に読むことでより深い感動、驚き、そして興奮が得られた。
時間を奪われ、ぎすぎすとしていく世界。
変えようと思っても、そもそも忙しすぎるからそんな時間はとれないー。
露骨なまでに近代の効率化を戯曲化したストーリーで、
メッセージ性のあまりの強さに興醒めする部分がないわけではない。
が、物語の強度がそれを補い、風刺と娯楽の絶妙なバランスを保っている。
児童文学、奥深し。 -
所有することにこだわりはないので、大体の本は売ってしまいますが、この本は特別です。
作者のメッセージが時代を超えて広がるといいな〜。 -
この本は、贅沢に時間を使う豊かさと贅沢な時間を知らず知らずのうちに奪われてしまう危険性を訴えているように感じた。
登場人物のひとり灰色の男は、効率性やお金を稼ぐことそして消費することを促進するキャラクターとして登場する。資本主義の社会で良いとされる、「儲かれば良い・費用対効果・コスパ」と共通していると思った。
そして灰色の男たちによって時間を奪われた人々は、結果必ず常時イライラしている。お金持ちの方が良いという考え方など、当たり前とされることに「本当かな?」と考え直すことは、余裕がないとできないと思う。100年前の世界もあくせく人々が働いていたかもしれないと想像が膨らんだ。
> 『読み時』なんでしょう。
良え言葉やなぁ
> 『読み時』なんでしょう。
良え言葉やなぁ
良いお年をお迎え下さいませ。
良いお年をお迎え下さいませ。
にゃ〜
にゃ〜