くわばら くわばら (てのひらむかしばなし)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 74
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001163902

作品紹介・あらすじ

むかし、あるところに、かかさんと息子が暮らしていた。ある日息子が大事に育てていたナスが天までのびてしまい、そこをのぼっていくと、雲の上には雷様ときれいな娘がいて…。

感想・レビュー・書評

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  • 〝昔ある処に、かかさんと息子がいた。ある日、かかさんが「ナスの苗を買ってけれ」と息子に頼むと、値段が百文もする苗を一本だけ買ってきた 「もっと安いのを いっぺ買ってこば よかったなあ」 息子いわく「これは一本でも百も千も実がなるから、うーんと得だって、苗売りの爺様がが言ってたんだ」...息子は苗を植えると、毎日せっせと水をやったり、肥しをやったりして、大事に育てた...苗は、ずんこずんこ大きくなり、山より高くなったと思うと、とうとう天を突き通した・・・〟「ジャックと豆の木」ふうの日本版むかし話絵本。

  • 子供達は、ずんこずんこ と、大きくなる茄子を、「ジャックと豆のき」みたいだね。と、ひそひそ。

    陽気な雰囲気の雷さまと、その娘たち。
    ピッカン
    ドガーン
    ズザザザーーっ

    読んでるこちらも、楽しくなる一冊でした。

  • 2016年6月20日

    装丁/桂川潤

  • 大きく育った茄子にのぼっていき、お空のうえの雷様にであい、お手伝いをしてみることになった息子のお話。

  • 日本版「ジャックと豆の木」。若いお百姓が千生り茄子の木を上ると雷神の宮。雷神とその二人の娘の仕事ぶりが豪快に描かれていて愉快。手のひらサイズの本ながら画面が大きく感じられる。

  • 2009.4.15

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著者プロフィール

長谷川摂子(はせがわ せつこ)1944~2011島根県生まれ。東京大学大学院哲学科を中退後、公立保育園で保育士として6年間勤務した。その後、「赤門こども文庫」「おはなしくらぶ」主宰。絵本に『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいな きょだいな』『おっきょちゃんとかっぱ』『はちかづきひめ』『みず』『さくら』『きつねにょうぼう』『かさ さしてあげるね』『おじょらぽん』、童話に『人形の旅立ち』、著書に『子どもたちと絵本』『絵本が目をさますとき』(以上、福音館書店)などがある。

「2016年 『ぐやん よやん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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