遅れたレポート (同時代ライブラリー 26)

著者 : L.ムニャチコ 栗栖継

• 岩波書店 (1990年6月15日発売)

作品紹介・あらすじ

チェコスロヴァキアにおけるスターリン時代の人権侵害を事実にもとづいて告発したこの短篇集が1963年に刊行されると、全世界に重い衝撃をもたらし、作者は亡命生活を余儀なくされた。激動する現在の東欧問題を理解するために、まず再読されるべき名著。

感想・レビュー・書評

[suzuki-takefumiさんの感想 · 2011年5月17日]

「プラハの春」直前に書かれ、従ってこのレポートの後に激動が続く、共産主義社会のレポート。共産主義がよくなっていくことを信じていた著者の作品のせいか、類書に比べるといくからかは陰鬱さが少なくてすんでる。