- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002601007
作品紹介・あらすじ
血気にはやる若者ゲドは、魔法の修行中、傲りと妬みの心から禁じられた呪文を唱え、死の国の影を呼び出してしまう。その影(実は自らの魔性の影)との激しい戦いを通して、ゲドは光と闇の世界の神秘に触れ、人生の真実に目覚めてゆく。神話的な多島海世界を舞台に、「無意識の闇」の謎に迫るファンタジーの傑作。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/449902 -
少年少女向けのファンタジー小説なんだけど、なんだか薄暗くて、子ども向けとは異質な感じがします。昔、大学生の時くらいに初めて読んで、なかなかおもしろいなあと思ったのですが、ふと再読。全体的な印象は同じですが、「子ども向けなのに、こんなに深い描写があったのか!」とびっくりすることも多かったです。
ひとつ引用すると・・・
「子どものころは、魔法使いに不可能なことなどないと思っていた・・・だが事実は違う。力を持ち、知識が豊かにひろがっていけばいくほど、その人間のたどるべき道は狭くなり、やがては何ひとつ選べるものはなくなって、ただ、しなければならないことだけをするようになるものなのだ」
引用文を打ち込むだけでも、なんだか諦念のようなものがじわーっと浸みてきました。やれやれ。【2019年7月28日読了】 -
岩波同時代ライブラリー版。同版ではゲド戦記はこの巻のみ刊行。
16センチ*11センチという文庫でもない新書でもない、第三の版型として鳴り物入りで出版されたが、続きませんでしたね。
平凡社、小学館、NHK(?)も同じサイズで発刊していました。
(平凡社ライブラリーは現在も継続中)
内容に関してはいうまでもなく素晴らしい。よって割愛。
当時このサイズでゲド戦記をそろえたかった夢が、岩波少年文庫でかなうことになるとはねぇ.... -
(1992.05.23読了)(1992.03.16購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
血気にはやる若者ゲドは、魔法の修行中、傲りと妬みの心から禁じられた呪文を唱え、死の国の影を呼び出してしまう。その影(実は自らの魔性の影)との激しい戦いを通して、ゲドは光と闇の世界の神秘に触れ、人生の真実に目覚めてゆく。神話的な多島海世界を舞台に、「無意識の闇」の謎に迫るファンタジーの傑作。 -
子どもの本を大人でも読みやすいようにと銘打った、「同時代ライブラリー版 ゲド戦記」です。もちろん、大人が読むのに堪え得る本です。
-
同時代ライブラリー文庫版
持ちやすくなって大助かり。
好きな本はどこにでも持ち歩いて何度も
読み返すので、文庫版と文芸書版があると
経済的にはきつくても、ありがたいです。 -
ひさびさに読み返す。