被害者家族と加害者家族 死刑をめぐる対話 (岩波ブックレット 1082)
- 岩波書店 (2023年8月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002710822
作品紹介・あらすじ
弟を殺害した死刑囚と面会し対話を続けた原田氏。オウム真理教・教祖の娘として大学への入学拒否など社会から排除されてきた松本氏。立場が異なりながらも、事件に巻き込まれ差別や孤立を強いられてきた二人の対話から見える、この国の形とは。被害者を置き去りにしながら加害者への憎悪を煽り、死刑を存置する社会を問う。
感想・レビュー・書評
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50332043 -
弟が殺害された原田正治氏と麻原彰晃の三女松本麗華氏の対談。事件に巻き込まれた家族の苦しい胸のうちと、被害者及び加害者家族に対する制度や周りの人間たちのあり方を思うと胸が痛む。
もっとみんなが生きやすい世の中を作っていかなければと切に思う。 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/568245 -
武田砂鉄プレ金ナイト(TBSラジオ)で、映画『福田村事件』の補助線として紹介されていた本書。
弟を殺された原田氏と、松本智津夫元死刑囚の四女である松本麗華氏の対談。私はまだ犯罪被害者の家族にも、加害者の家族にもなったことはないが、この本を読んで、そのような家族のことを「崖から突き落とす」ようなことを無意識にしていたのではないかと、身を正したくなる思いに駆られた。 -
【請求記号:326 ハ】