- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003014318
作品紹介・あらすじ
鎌倉幕府の滅亡に始まる南北朝の動乱。北条一族の終焉、楠正成らの知勇が支える後醍醐政権、足利尊氏の離反、室町幕府の成立…。数十年にわたって列島を揺るがした巨大な戦乱を記す『太平記』。その古態を伝える「西源院本」に、初めて校注を加える。
感想・レビュー・書評
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駅前の書店で購入しました。
(2014年9月3日)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
h10-図書館2018.8.3 期限8/117 未読 返却8/14
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現代仮名遣いでさらに活字も大きいので意外と読みやすい。古文書を読むという形式でないのでスラスラ読め、さらに校注も多いので読むのに苦労はない。
そして、巻の初めに概略が書いてあるので、それを読んでから本文をよむことで無理なく筋が頭に入る。 -
NHK100分de名著:7月の名著
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中国古典を典拠とする表現・逸話がこれほど多く含まれてるとは思わなかった。 明治時代の人間ならずとも、楠正成の活躍に心躍り護良親王の冒険に感嘆する。赤松らはさほど活躍できてない印象。
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めんどくさいのをはじめてしまった。註が同じページについているので結構ちゃんと読める。
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藤戸の故事を複数回引いており、中世人らしさが見える。また、朝廷方か幕府方かどちらにつくかが、一戦一戦変化していく様子は、普遍的な人間性に思える。われわれは、幕府が負けたという結論を知っているが、当時の人々は知らないわけで、歴史を論ずるとき、この基本的前提をふまえないとたいへんな失敗をする。