- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003101315
感想・レビュー・書評
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こんなこと俳句の神様に失礼だが、晩年の作品は力の抜けた秀作が多いように感ずる。
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高橋の小説家になるための本の紹介本である。ものすごい量の俳句である。ところどころ有名な俳句もあるがほとんどは知られていない。夏のものであれば、「金持ちは涼しき家に住みにけり」、という句がこの酷暑にピッタリであるのになぜかよく知られた俳句ではないのはなぜだろうか。現在でも通じる俳句である。
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漠然とした風景画や風景写真の細やかな感想ではなく、生活の中の一コマからさりげなさをいっぱいに詰め込んだ、素敵な一冊
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言葉が美しい
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月並みではないか。論は良いが、実作はなかなか伴わず、碧虚を得てようやくホトトギスは成ったと理解できる。それにしても、鶏頭を外すとは虚子も頑迷だろう。
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子規句集
(和書)2009年09月01日 20:50
岩波書店 正岡 子規, 高浜 虚子
正岡子規の随筆を読んでいると、たまに出てくる俳句がとても面白かった。それで今回、この本を読んでみました。
俳句はとても良い酔い方をするように感じます。抜けのいいアルコールを飲んだ時のようなすっきりした酔い心地を感じる。
他にも正岡子規の作品を読んでみたいな。 -
★氷解けて水の流るる音すなり
★筆禿びて返り咲くべき花もなし
土一塊牡丹生けたる其下に
首あげて折々見るや庭の萩
★春の夜や屏風の陰に物の息
★春雨のわれまぼろしに近き身ぞ
梅雨晴れやところどころに蟻の道
青々と障子にうつるばせおかな
★添竹も折れて地にふす瓜の花
★白妙のきらきらとする暑さかな
冬枯に中に家居や村ひとつ
★胡蝶飛び風吹き胡蝶又来る
あたたかな雨が降るなり枯葎
鶯や山をいづれば誕生寺
山々は萌黄浅黄やほととぎす
夕日負ふ六部背高き枯野哉
木枯やあら緒くひこむ菅の傘
水鳥のすこしひろがる日なみ哉
★落花樹にかへれど人の行へ哉
きさりんと体のしまりや秋の立つ
梅雨晴れやところどころに蟻の道 -
勉強のための読書。あとでゆっくり味わいます。