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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003102312
感想・レビュー・書評
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日本の近代詩の出発点となった島崎藤村の詩は、近代日本の自覚期ともいうべき歴史的青春と、詩人および人間としての人生の青春と、詩の文芸ジャンルとしての若さとが相まって生み出された比類のない青春文学である。『若菜集』『一葉船』『夏草』『落梅集』などより自選
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とても良い。
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言わずと知れた島崎藤村の詩集です。「初恋」で好きになった方も多いのではないでしょうか。実は僕もその一人です。収録作品は「若菜集」「一葉船」「夏草」「落梅集」などからの自選。数々の名作から藤村自身が選び出しただけあってどれも珠玉の名作。なめらかな七・五調の響きは思わず口ずさんでしまいそうです。
特に春を詠った詩からは藤村の春への憧憬がありありと伝わってきます。
出歩くときに常にかばんに忍ばせて置きたい一冊です。