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- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003117613
感想・レビュー・書評
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三宅周太郎 「 文楽の研究 」名人の人物研究、著者の文楽観、歌舞伎との相違など 論述した本。著者の言い回しも面白い
*文楽は一種の修道院
竹本津大夫「太夫の修行をしようとするなら 物質上の慾望は忘れてほしい」
*この道の名人に二代なし
環境の良さ、後天的な努力では 一流になれない世界(義太夫、力士、作家)。歌舞伎や落語との違いに感じた
*義太夫は 天才と凡才とが相合致した仕事
天才であっても長生きしないと名声は残せない→凡才=日々の努力がないと伸びない→凡才はあるレベル以上は努力しても伸びない
*義太夫は 夜歩きの友(著者の研究の結論)
真っ暗な独りの夜の道の友、こういう心境の許に 人間の声が自然にうつして唄われたものが 義太夫の思想的起源では
*人形遣い仙人説
人形遣いは いい人ばかり
*浄瑠璃や人形の起源は 祈りや信仰
浄瑠璃は 歌舞伎より 芸術的と同時に 宗教的詳細をみるコメント0件をすべて表示
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