死者の書・口ぶえ (岩波文庫) (岩波文庫 緑 186-2)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003118627

感想・レビュー・書評

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  • 続(未完)!口笛!

  • 民俗学者折口信夫による小説。表題の「死者の書」は一応完結した作品となっているが、他の収録作品は未完。民俗学者としての作者が捉える民族観・歴史観と、当然ながら作者自身の主観が色濃く漂う作品は、ストーリーの時系列が意図的に組み替えられていることと、単語の読みやかなづかいに慣れないせいかスラスラ読み進む訳では無いのだが、何だか不思議な浮遊感を伴う読書体験だった。

    どうしても作者の意図を読み込もうとして、小説としてそれほど楽しむことが出来なかったのが残念。「口ぶえ」が半自伝的小説だという解説でなるほどと納得したが、同性愛的主題は趣味ではないなあ。

  • 来週奈良に行くので読んでみた。初折口信夫。表現が難解で100%理解できたとは言えないけど、日本語の美しさにどっぷりと浸った。どこか物悲しくて仄暗ーい伝承いいわいいわ素敵だわ。

  • 飾りたくなるような表紙。

  • 自分になじみのある地名が出てくるので、昔話を聞いているような気分で読んだ。物語世界に知らず誘い込まれ、迷い込んでしまうような文章。郎女の見た、夢現の描写が時に恐ろしく、そして美しい。

  • 2010年8月13日購入

    仙台駅前のサクラノにブックオフが入ったので見に行ったら
    結構品ぞろえがいい。

    折口信夫の文庫本が一通り置いてあったので
    つい買ってしまった。

    読み始めた死者の書は奈良・平安時代の話である。

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著者プロフィール

歌人・詩人、国文学・民俗学・芸能史・宗教学者。筆名・釈迢空。
大阪府木津村生れ。國學院大學卒業。國學院大學教授、および慶應義塾大学教授。
1953年9月3日逝去(66歳)。能登の墓所に養嗣子春洋とともに眠る。

「2019年 『精選 折口信夫 Ⅵ アルバム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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