棠陰比事 (岩波文庫 赤 34-1)

著者 : 駒田信二

制作 : 桂 万栄 

• 岩波書店 (1985年1月16日発売)

感想・レビュー・書評

[nolan4さんの感想 · 2015年11月14日]

南宋期に編まれた判例集で、後に日本に輸入されて大岡政談などの話の原作となったという本。二つの似通った逸話を並べ、対比する形で話が進む。
編者は実務において公平を期するために、過去の名裁判の判例を集めたという。実際の内容を読むと、当時の裁判に臨む感覚や、正しい裁きの基準が分かり、興味深い。

著者プロフィール

1914-1994年　元早稲田大学客員教授。作家。主著『対の思想』『谿の思想』他。

「2015年 『【大活字】故事物語シリーズ〈全１６巻〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」