- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003210253
感想・レビュー・書評
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2019/5/25 読了
オデュッセウスのワガママ度合、自信ある度合がすごい。
オリーブオイルをやたら塗りたくってた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019.3.20
オデュッセウスは身勝手で、強欲な1面も多々あるのだけれどなぜあれ程までに神々に愛されるのか?
放浪の果てに帰った我が家で血なまぐさい殺戮の宴を繰り広げる男。
その人間的な欲望とマッチョさこそがギリシアの神々の心を惹き付けるのか。
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下巻では、オデュッセウスの帰国と激しい復讐、ペネロペとの感動的な再会が描かれます。
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再読了。こっそり帰国したオデュッセウスは息子にだけ正体を明かし(妻には秘密)群がる求婚者たちに復讐すべく虎視眈々と策を練り実行する。
あの鬱陶しく厚かましい求婚者たちが残らず征伐されるのは痛快っちゃあ痛快だけど、正直オデュッセウス自身に関してはあまり魅力的な人物とは思えなかった。昔読んだときは筋を追うのに夢中であまりそこまで考えなかったけれど、大人になって冷静に観察すると、少なくともこのオデュッセイアにおけるオデュッセウスは、知将というより姑息なだけ、冷静沈着というより狡猾なだけという印象を受けた。いちばん人間として「いいヤツ」なのは、主に忠義を尽くした豚飼だと思う。
昔の習慣や風習が知れるのは興味深かったです。誰かお客が訪ねてきたら、とりあえず名前や用件を聞く前に、お風呂に入れてご飯食べさせてあげて、お腹いっぱいになってからしか事情聞かないのとか、ちょっと面白かった(笑) -
よく分からなかった。多分僕が馬鹿だからだと思う。
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オデュッセウスはものすごく疑い深くて自分で知謀に長けてるとか言っちゃう嫌なヤツだった。加えて残虐でもあるのか、当時としてはこれが普通なのかよくわからない。
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《教員オススメ本》
通常の配架場所: 1階文庫本コーナー
請求記号: 991//H83//2
【選書理由・おすすめコメント】
『イリアス』の続編ですが、雰囲気がガラッと変わり、智将オデュッセウスの帰国までの10年間の冒険譚です。宮崎駿『風の谷のナウシカ』のヒロインの名は、『オデュッセイア』に登場するナウシカア姫に由来しています。
(語学教育センター 高橋久美先生) -
癖になる日本語でした。
“朝のまだきに生まれ指ばら色の曙の女神が姿を現す”