- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003246238
作品紹介・あらすじ
絢燗のウィーン、頽廃の国境地帯、混乱の東部戦線-一族三代の運命を通して、鋭い歴史叙述と深い情感が描きだす、多民族国家ハプスブルク帝国の落日。ナチスの猛威迫る一九三二年、放浪のユダヤ人作家ロート(一八九四‐一九三九)が書き上げた畢生の大作。
感想・レビュー・書評
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オーストリア皇帝の命を救って爵位を授けられた男の,息子と孫の物語.下巻に続く.
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請求記号 943-ROT(上野文庫)
https://opac.iuhw.ac.jp/Otawara/opac/Holding_list?rgtn=1M027043
戦場でひょんな事からオーストリア皇帝フランツヨーゼフ1世の命を救った歩兵少尉一族の運命を帝国の没落とともに描いた作品です。在位68年、特に後半は親族が次々暗殺されていく中、ハプスブルク帝国を守るためにひたすら皇帝としての務めを果たすヨーゼフ一世を突き動かしていたのはいったい何だったのでしょうか?ヨーロッパの歴史に暗い私には今一つピンと来ないハプスブルク帝国ですが、「多民族国家」として見直す動きもあるそうです。本作者のロートをはじめシュテファン・ツヴァイクなど20世紀初頭のウイーンの文化の一翼を担ったユダヤ人作家たちはナチスの台頭とともに国を追われました。 -
感想は下巻にて
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