独裁者の学校 (岩波文庫 赤471-3)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003247136

感想・レビュー・書評

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  • 『独裁者の学校 (1959年) (みすず・ぶっくす)』のレビュー エーリヒ・ケストナー (猫丸(nyancomaru)さん) - ブクログ
    https://booklog.jp/users/nyancomaru/archives/1/B000JAQSHK

    独裁者の学校 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b639918.html

  • ケストナーが戦後(1952)に書いた戯曲。独裁者がすでに亡くなり、影武者たちが交代交代で代役を務めるというブラックユーモアあふれる作品。
     まず、独裁者が議会の推薦の元、終身職に就くってどこのロシアよ、と勘繰りたくなってしまうが、結局今も昔もやっていることは変わらないということ。またその演説も最近ロシアでよく聞いたなぁという保護の名のもとの侵略正当化と何でもかんでも外国のスパイに仕立てるというこれも最近よく耳にするフレーズ。
     その後状況は二転三転するが、結局あまり変わらないのが世の常という落ちもまた現実でもよくある話。同じことを繰り返して人間飽きないのか。
     独裁者やって飽きたら交代する/交代させられるシステムという小話があったが、変革しているつもりのマンネリを人は尊ぶということか。

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