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- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003255872
感想・レビュー・書評
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岩波文庫版で読んだのだが、章ごとのあらすじのようなものが目次的に書かれてあり、それを眺めていると、最終章に何が起きるのかは事前に知らされてしまう。
その最終章の事件の発生が、さながら水が低きに集まる如く、小事が大事を呼ぶように流れを成した遠因が、コラージュ的に散らされた形式の小説。
日記や作中作、手紙、語る主体の変化など、現代小説の業、ある種の罪過はここから生まれたとも言える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いわゆるメタ小説で、視点がコロコロ変わりますし、贋金つくりはなかなか登場しません(笑)ジイドの作品では狭き門と並んで最高傑作と思います。
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