シベリア民話集 (岩波文庫 赤 644-1)

著者 :
制作 : 斎藤 君子 
  • 岩波書店
3.64
  • (1)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003264416

作品紹介・あらすじ

多くの少数民族が伝統的生活様式を守って居住するシベリアは、口承文芸の一大宝庫である。海陸の様々な動物や魔物、シャーマンが活躍する物語をはじめ、動物女房の話や天界と地界の交流譚、雄大な創世神話など、シベリアの民話は素朴な語りのなかに人間の創造力の豊かさを感じさせる。17民族・41話を収録。わが国初の本格的紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シベリアはただ厳しいだけではない、熊や魚等、自然界の恵みが豊富な大地であることが分かる。
    その中に生きる人達にとって、狩猟や漁の対象になる生き物に神が宿っているのだろう。

  • 様々なシベリアの民族の民話が豊かな響きをだしていて、楽しめた。シベリアは自然だけではなく、生きるものあの世のものの魂、幸に恵まれている。

  • 遠い遠い国の昔話。楽しんで読めた。
    狐が出てきてアザラシがしゃべり、クマが歩いてオーロラが出る。

    まえがきにも書いてあるが、
    理解しにくかったり、つじつまがあっていないお話もいくつかある。
    ときどき、オチのない話もある。
    落ちない話。

    よし、受験前に読もう。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

専門はロシアとシベリアの民話。シベリア先住民族やロシア民族の口承文芸と日本の口承文芸の比較研究に従事。シベリアには「猿蟹合戦」や「かちかち山」など、日本の代表的な昔話の類話が広く流布しており、それらの資料を提供し、比較研究を進めることによって、日本ではすでに忘れ去られた語りの本来的意味を明らかにしてきた。それと同時に、ロシア民族やシベリア諸民族の昔話や怪異譚を日本の子どもたちのために絵本などにして提供する仕事にも精力的に取り組む。

「2022年 『わらじをひろったきつね』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斎藤君子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×